宅食の冷凍と冷蔵はどっち?|受け取りと冷凍庫の空きで決まります

食事をラクに

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平日の夜に食事が届く仕組みを入れようと決めて、宅食を比べ始めたとき、最初に見たのは1食あたりの値段でした。次に味の評判。冷蔵か冷凍かという欄は、正直あまり見ていませんでした。

実際に頼んでみて、そこがいちばん大事だったと気づきます。

土曜の午前中に段ボールが届いて、青い「冷蔵タイプ」のシールを見たときに思ったんですよね。これ、受け取れない日があったらどうなるんだろう、と。

先に結論だけ書くと、宅食の冷凍と冷蔵の分かれ目は、味でも値段でもなく「受け取れるか」と「置けるか」です。

味と値段は、そのあとで比べれば足ります。逆にしてしまうと、気に入ったサービスを選んだのに生活のほうが回らなくなる。

この記事で冷凍タイプについて書いているのは、公式サイトを調べた内容です。私が実際に受け取ったのは冷蔵タイプです。冷凍の宅配弁当は、公式の記載の範囲で書いています。味は、食べたら書きます。

※🔴 この記事で日数や受け取りの条件を書けるのは、私が実際に受け取った冷蔵の宅配食1社(シェフの無添つくりおき)のぶんです。日持ちの日数も再配達の扱いもサービスごとに違うので、この記事の日数は、私が頼んだ1社のものです。自分が選ぶサービスの日数に置き換えて読んでもらえると、ずれにくくなります。確認すべき項目の実例として使ってもらえればと思います。

※価格・条件は2026年8月10日時点(一部2026年8月15日時点)、冷蔵タイプの実物については2026年8月8日お届け分のものです。

決めるのは3つだけです

サービス名を見る前に、自分の家の条件を確かめます。上の2つに、もう1つだけ足します。

受け取れる日が決まっているか。庫内のどこが空いているか。何日で食べきれるか。

3つめだけは、続けてみて分かりました。そして続くかどうかは、そこで決まりました。どれも公式サイトの比較表には載っていない項目です。

宅食の冷凍と冷蔵を決める3つの条件を並べた図。受け取れる日が決まっているか、庫内のどこが空いているか、何日で食べきれるか
サービス名を見る前に確かめるのは、この3つだけです

宅食の冷蔵タイプで効いてくるのは「受け取り」でした

ここからは実際に受け取ったほうの話です。

🔴 先に断っておきます。私が受け取った冷蔵の宅配食は、シェフの無添つくりおきという1社です。この先に出てくる日数や受け取りの条件はすべてそのサービスのものになります。

冷蔵といっても届き方はいろいろで、宅配便で週に1回まとめて届くところもあれば、自社の配達員が毎日届けるところもあります。日持ちの日数も、再配達の扱いも、サービスごとに違います。なので以下は「冷蔵はこうだ」ではなく、「冷蔵を選ぶなら、この3つを自分が選ぶサービスで確認しておくといい」という形で書きました。

受け取れなかったときに、何が起きるか

これがいちばん見落としていた点でした。

私が頼んだサービスは、ヤマト運輸のクール宅急便で届きました。クール便を営業所で預かってもらえるのは、届いた日を含めて3日です。ここを越えると荷物は送り主に戻ります。しかも代金は返ってきませんし、送り直しもありません。

つまり、金曜に届く設定にして、その週末に泊まりの用事が入ったら、日曜のうちに受け取れないかぎり1回ぶんが消えます。

これは配送を宅配便に任せているサービスの場合の話です。自社の配達員が届けるサービスなら、置き場所も再配達の扱いも別のルールになります。そこは各社で確認してください。

そのうえで、冷蔵に共通して言えることが1つあります。日持ちが短いぶん、受け取りの自由度は冷凍より低い。冷凍の宅配弁当なら不在が続いても中身は無事ですが、冷蔵はそうはいきません。受け取る日をこちらで決められる家でないと、この時点でしんどいと思います。

消費期限は「お届け日を含めて4日」でした

私が受け取ったぶんは、2026年8月8日に届いて消費期限が8月11日でした。届いた日を1日目として4日間です。保存は5℃以下。

受け取り3日、消費期限4日。この2つを足すと、このサービスは「届いた週のうちに片がつく」前提の設計だと分かります。何日もつかはサービスによって違うので、そこは申し込む前に見ておいたほうがいいです。

この日数は、私が受け取った1社を実際に確認したものです。同じサービスを2回受け取った記録はつくりおき宅配は2回目で分かるにあります。

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5品を2日ほどで食べる想定なので日数そのものには余裕がありました。ただ、期限が動くのは再配達に合わせてではありません。受け取りが2日ずれても消費期限はそのままなので、そのぶん食べきる日数だけが減る。ここは意外と効きます。

私が頼んだ1社の受け取り期限3日と消費期限4日を並べたタイムライン図。再配達で受け取りがずれても消費期限は動かない
私が頼んだ1社の場合。日数はサービスごとに違います

冷蔵庫は1段の3割で足りた

置き場所のほうは、想像していたより軽かったです。

このサービスの1回ぶん(5品)で、冷蔵庫の1段の3割くらい。重ねると3段で9センチ程度でした。容器の形と高さがそろっていて重ねられるので、隙間ができません。

スーパーで惣菜を買ってきたときとは、ここがはっきり違いました。あちらは容器の形も高さもバラバラで、庫内に入れると隙間だらけになる。

半透明で中身が見えるのと、軽いのもよかった点。扉を開けたまま中身を確かめる時間が減りました。

1回に何品届くかもサービスによって違うので、庫内の占有もそのぶん変わります。ただ、少なくとも私が頼んだ1社では、詰まるのは冷蔵庫ではなくカレンダーのほうでした。

宅食の冷凍タイプで詰まるのは、冷凍庫のほうでした

こちらは公式サイトを調べた内容です。冷凍の宅配弁当は1食ずつ届くタイプで、日持ちは冷蔵とくらべものにならないほど長い。食べたい日だけ温めればよくて、受け取れない日が続いても中身は無事です。

受け取りの制約という意味では、冷凍のほうが明らかにラクだと思います。

ただし中身が無事なのと、費用がかからないのは別でした。長期の不在や受け取り拒否で返送された場合、商品代金・送料・実費の負担が必要だと明記しているサービスもあります(2026年8月15日時点)。溶ける心配がないだけで、受け取れる日に届くよう指定しておく必要は冷蔵と変わりません。

そのうえで、置き場所の問題が正面から来ます。

冷凍庫が空いているかどうか、数えるまで知りませんでした

「冷凍庫を空けておけばいい」と書いてある記事は多いのですが、私はここで引っかかりました。自分の冷凍庫が空いているのかどうか、把握していなかったからです。

そこで、6年以上続けているらでぃっしゅぼーやの定期宅配6年以上続けている食材宅配の記録)の注文履歴を、直近1年ぶんだけ数えてみたんです。45回の注文のうち、冷凍品が入っていたのは30回でした。3回に2回。

こちらは食材が届く定期便で、上に書いた冷蔵の宅配食とは別のサービスです。冷凍庫の話に使っているのは、こちらの履歴になります。

ただ、正直に書くと中身はかなり偏っています。のべ50点のうち、冷凍のえだ豆が19点、しらす干しが19点。この2つで大半です。残りはかぼちゃやほうれん草がたまに入る程度でした。

直近1年の宅配履歴45回のうち、冷凍品が入っていたのは30回だったことを示す図。のべ50点のうち、えだ豆としらす干しの2品で38点を占める
3回に2回は何かが入ってくる。ただし中身は2品に偏っています

つまり私の冷凍庫を占領しているのは、常時だいたい袋2つぶんです。体積としては大したことがありません。

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それでも分かったことがあって、「空っぽの冷凍庫」ではなかったんですよね。意識して埋めているわけではないのに、3回に2回は何かが入ってくる。自分の家がそういう状態だと、数えるまで知りませんでした!

そして1食ずつの弁当を7食なり14食なり入れるとなると、必要なのは袋2つぶんの空きではありません。作り置きのごはん、まとめ買いした肉、冷凍うどんやパンを入れている家なら、私よりずっと厳しいはずです。

だから冷凍を選ぶなら、申し込む前に冷凍庫の扉を実際に開けて、7食ぶんの箱が入る空間があるかを目で見ておくほうが早いと思います。履歴を数えるより、そのほうが確実です。

私が冷蔵にしたのは、受け取りの条件のほうが先に決まっていたからです。冷凍庫がいっぱいだったから、ではありません。片方に決めなくていいとも思っています。冷蔵か冷凍かは「どちらの制約なら受け入れられるか」の話で、足りないぶんは別の手段で埋めればいい。私の場合、埋めているのは素材が週1回まとめて届く定期便と、その日に作らないと決めたときの3系統です。

こまかい点を2つだけ。冷凍は解凍のぶんだけ待ちます。公式表示だとレンジで5〜7分(2026年8月10日時点)。それと送料は冷凍のほうが地域差が大きくて、同じサービスでも地域によって2.7倍ほどひらく例がありました(2026年8月10日時点。一部2026年8月15日時点)。ただしどちらも、受け取りと置き場所を決めたあとで見れば足ります。数え方は各社で違うので、5社の送料と1食あたりを同じ条件で並べた表に実額を書きました。

3つめの「何日で食べきれるか」は、あとから効いてきます

受け取りと置き場所は申し込む前に分かります。3つめだけは、始めてしばらく経たないと見えてこないんですよね。

冷蔵は「使う日数」を先に決めることになる

まとめて届く冷蔵タイプは、その週のうちに終わります(毎日1食ずつ届ける冷蔵のサービスもあるので、ここは届き方によって変わります)。裏を返すと、週に何日ぶんを任せるかを申し込みの時点で決めているということです。

私が受け取った5品は、思っていたより長くもちました。1パックが2.5〜3食分くらいになったので、5品で12食分前後です。ただしこれは家族がみんな比較的少食だからで、しっかり食べる家なら公式の想定どおりに減るはずです。自分の家の減り方は、1回目を受け取ると分かります。

冷凍は「使わなかった日」が積み上がる

冷凍は逆で、使わない日があっても捨てずに済みます。かわりに減らないぶんが庫内に残る。

そこへ次の便が届くと、在庫が二重になります。冷凍を選ぶ人が最初にぶつかるのはたぶんここで、空きが足りなくなるのは「頼みすぎた」からではなく「思ったより使わなかった」からなんですよね。

どちらもスキップの締切がある

使わない週を飛ばす仕組みは、私が調べた範囲ではほとんどのサービスにありました。ただし締切はけっこう手前で、しかもサービスごとに違います。

5社だとお届けの6日前・配達日前週の水曜・出荷の4日前とばらばらで、注文が確定したあとは変更もキャンセルもできないというサービスもありました(2026年8月10日時点。一部2026年8月15日時点)。

冷蔵は飛ばし忘れると食べきれない量が届き、冷凍は飛ばし忘れると入らない量が届く。効き方は違いますが、締切を把握しておく必要があるのは同じでした。締切の日数は各社でばらばらなので、申し込む前に自分が選ぶサービスの条件を見てください。

生活パターンにあてはめる

3つの条件を、そのまま生活にあてはめます。

見るところ冷蔵が向いている家冷凍が向いている家
受け取り受け取れる曜日と時間帯が決まっている受け取れる日を週の中で動かせない
庫内の空き冷蔵室に1段ぶんの空きを作れる冷凍室に7食ぶんの空きを作れる
食べきり届いた週のうちに、届いたぶんを食べきれる使う日と使わない日がはっきり分かれる

※ 上の表は生活側の条件だけで振り分けたものです。価格・送料・解約条件は2026年8月10日時点(一部2026年8月15日時点)で別途まとめています。

生活パターン別に冷蔵と冷凍を振り分けた表の図。受け取り・庫内の空き・食べきりの3条件で、冷蔵が向いている家と冷凍が向いている家を左右に分けている
割れたときは、受け取りの条件を優先しました

もうひとつ、食べ方でも分かれます。家族で同じものを取り分けるなら冷蔵、1人ぶんずつ食べる日が多いなら冷凍のほうが使いやすいと思います。

きれいに片方へ寄る家ばかりではないと思います。割れたときは受け取りの条件を優先するのがいいと思っています。置き場所は工夫で作れますが、受け取れない日は工夫では作れないので。

冷蔵が向いていそうなら、私が受け取っているのはこちらです。

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どちらも向かない場合があります

正直に書いておくと、この2つのどちらも合わない家があります。

  • 平日の受け取り可能な時間が読めなくて、かつ冷凍庫にも空きがない家 — 冷蔵は期限で詰まり、冷凍は物理的に入りません。この場合は宅食そのものを急がなくていいと思います
  • 週に1〜2回しか使わない家 — まとめて届く冷蔵タイプだと、使いきれずに期限が来ます。冷凍なら成立しますが、送料を回数で割ると割高になりがちです
  • 食物アレルギーがある家 — 週替わりのおまかせ型はメニューを変更できないサービスがあります。原材料表示を毎回確認できるかどうかで判断してください

届かない日を乗り切る作り方は買ってくる・ストックで組む・頼むの3系統に書きました。毎日の解決策を1つに決めなくていいというのが、いまのところの私の結論です。

調べていて引っかかったこと

冷蔵タイプで、置き配はできるのか

私が受け取ったサービスは、ヤマト運輸のクール宅急便で届きました。宅配便のクール便は対面での受け取りが基本で、玄関前に置いてもらう運用は温度管理の面で想定されていません(2026年8月8日お届け分で私が確認した範囲です)。

冷蔵タイプでも自社の配達員が届けるサービスは運用が違うことがあるので、置き配を前提にしたい人は申し込む前に公式サイトで確認してください。

「置き配にすれば受け取り問題は解決する」と考えていたのですが、少なくとも私が使った経路では解決しませんでした。

冷蔵タイプを冷凍庫に移してもいいのか

サービスによっては、メニューごとに冷凍保存の可否や条件が決められています。

私が受け取ったぶんは、5品それぞれのラベルに注意書きが付いていました(2026年8月8日お届け分のラベル表示より)。冷凍すると加熱したときに香りや食感が変わるもの、冷凍後は必ず加熱してから食べるもの、と品目ごとに違う。「期限が切れそうだから全部冷凍する」という使い方を前提にはしないほうがいいと思います。期限内に食べきれる量を頼むのが先です。

冷凍から冷蔵に変えることはできるのか

私が比べた5社は、いずれも冷蔵専用か冷凍専用でした(2026年8月10日時点)。タイプを変えたい場合は乗り換えになることが多いと思います。

つまり最初の分かれ目を間違えると、乗り換えのコストがかかるということでもあります。だから値段より先に決めたほうがいい、というのがこの記事の趣旨です。私自身、冷蔵の無添加系と冷凍の人気サービスで最後まで迷ったので、その2社を条件ごとに並べた記事も置いておきます。

この記事の情報について

  • 冷蔵タイプの実物に関する記述は、2026年8月8日お届け分の現物を確認したものです(消費期限・ラベルの注意書き・容器・庫内の占有スペース)。私が受け取ったのはシェフの無添つくりおき1社で、日数や受け取りの条件はそのサービスのものです
  • 冷凍品の受け取り実績は、直近1年ぶんの注文履歴45回(2026年8月16日まで)を数えた実数です
  • 価格・送料・キャンペーンの条件は2026年8月10日時点(一部2026年8月15日時点)で各社の公式サイトを見たものです。変更の多い分野なので、申し込む段階でもう一度、公式の表示を見てください
  • 冷凍の宅配弁当は公式サイトの記載で書いています。味・ボリューム・満足感は、食べてから書きます

まとめ

冷凍と冷蔵は、味の好みの話ではなく家の条件の話でした。

決めるのは3つです。受け取れる日が決まっているか。庫内のどこが空いているか。何日で食べきれるか。割れたときは受け取りを優先する。

私は受け取れる曜日がはっきりしていたので冷蔵にしました。逆の家なら逆の答えになると思います。

タイプが決まったら、あとは同じタイプの中で比べるだけです。5社を同じ条件で並べた比較と、冷蔵を実際に受け取って5品を食べた記録を置いておきます。

私が実際に受け取ったのは、冷蔵のみで運営しているシェフの無添つくりおきです。届いた5品の写真と原材料表示は、実食レビューのほうに全部載せています。

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冷凍庫に何が入っているかを数えたのは、6年以上続けているらでぃっしゅぼーやの定期宅配の履歴でした。こちらは食材が届く定期便で、上の冷蔵の宅配食とは別のサービスです。金額と、向かない人のことはらでぃっしゅぼーやの口コミに書いています。

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