冷蔵庫の前で、スマホの2つのタブを行き来していました。
シェフの無添つくりおきと、noshです。
方向がまったく違うのに、どちらも「平日の夕食をなんとかする」という同じ問題を解いてくれる。だから最後まで決められませんでした。
先に結論だけ書きます。
分かれ目は「原材料を絞ったものがおまかせで届く」か「好きなメニューを選べて、栄養が数値で管理されている」かです。私たちは前者を選びました。ただし公式サイトの情報を並べた限りでは、片付けの手間はnoshのほうが少なくて済みそうです。
※この2社のうち、実際に注文したのはシェフの無添つくりおきです。noshは公式サイトを調べた範囲で書いています。味は食べたら書きます。そのかわり、条件のほうは公式サイトと自分の注文明細から一つずつ確認しました。読むときは、そこだけ分けて受け取ってもらえたらうれしいです。
※価格・条件は2026年8月10日時点、noshの栄養基準と容器の情報は2026年8月15日時点で、それぞれ公式サイトと自分の注文明細から確認したものです。原材料表示は2026年8月8日お届け分の実物ラベルで確認しました。
無添加の宅配とnosh、条件を並べる
| シェフの無添つくりおき | nosh | |
|---|---|---|
| 温度帯 | 冷蔵 | 冷凍 |
| 1人前あたり(税込) | 約1,030円(送料込み。公式想定の6人前で計算) | 612〜719円(1箱=1人前・送料別) |
| 送料 | 990円 | 1,023〜1,918円(地域別) |
| メニュー | 週替わりのおまかせ。選べない | 100種類以上から選べる |
| 掲げている軸 | 原材料(伝統的な製法のもの以外は使わないと公開) | 栄養価(全メニュー糖質30g以下・塩分2.5g以下) |
| 容器 | プラスチックのトレー(フタはめくるシート)。洗って重ねて置く | 紙。燃えるゴミで捨てられる |
| 受け取り | クール便。保管期限はお届け日を含めて3日 | 冷凍便。冷凍庫の空きが必要 |
| 継続の縛り | 回数の縛りは確認できず(初回はキャンセル・変更不可/変更・スキップ・解約は6日前まで) | なし |
※シェフの無添つくりおきの価格・条件は2026年8月10日時点(金額は2026年8月8日お届け分の注文明細より)、noshの価格・送料は2026年8月10日時点、noshの栄養基準・メニュー数・容器は2026年8月15日時点です。条件はよく変わるので、申し込む前に各公式サイトで確認してください。
「送料込みで約1,030円」の中身
ここは私も引っかかったので、割り算を出しておきます。
無添つくりおきの食卓サポートプランは、5パック届いて公式の想定は「大人2名+幼児1名の2日分」。つまり6人前です。
- 商品 5,173円 + 送料 990円 = 6,163円
- 6,163円 ÷ 6人前 = 1食あたり1,027円(商品862円+送料165円)

送料990円は1食に丸ごと乗るのではなく、6人前で割られて165円になります。だから送料込みでも約1,030円で収まる、という話です。
※上の割り算は、割引を含まない金額でしています。実際には初回注文時のクーポンが使われた回があり、そのときは5,083円=1食あたり約847円でした。配布はもう終わっています(使用期限だけが9月30日まで延びました)。詳しい条件は実食レビューにまとめてあります。2社の比較は、どちらも割引なしでそろえました。
いまのプランと金額は公式に出ています。
ちなみに「5パックで割る」と1パック1,233円(送料込み)になります。届く個数と想定人前数が違うので、ここは数え方で答えが変わるところです。この記事では公式の想定に合わせて6人前で計算しています。
なお実際に続けてみると、私たちでは1パックが2.5〜3食分くらいになりました(5品で12食分前後)。そう数えると1人前あたりはさらに下がりますが、家族がみんな比較的少食だからなので、比較には公式の想定を使っています。
noshは1箱がそのまま1人前なので、こういうズレがありません。
この表で一番大事なのは、「掲げている軸」の行だと思っています。値段や送料は条件の違いですが、ここは設計思想の違いなので、後から埋められません。

先に短く答えておきます。原材料の中身が引っかかっているなら無添つくりおき。自分で選びたい、あるいは糖質や塩分を数字で管理したいならnosh。片付けまで含めてラクにしたいなら、紙容器のnoshが強いです。理由はこの下に書きますが、迷いの中身がもう決まっている人はここで判断できると思います。
無添加のおまかせか、選べる栄養管理か
シェフの無添つくりおきは「原材料を絞る」
このサービスの公式の但し書きは「にがり・水酸化カルシウムなど、伝統的な製法において古来より使用される食品添加物を除く」です(2026年8月16日時点)。基準の立て方も独特で、そこは実際に届いた5品のラベルを1枚ずつ見た記録としてシェフの無添つくりおきの口コミ|原材料まで見返した正直レビューに書きました。
私たちに届いた5品は、原材料表示の「添加物」欄がすべて「なし」でした(実物のラベルを確認)。
そのかわり、メニューは選べません。週替わりのおまかせです。
noshは「選べて、数値で管理されている」
noshの公式サイトを読んで、はっきり分かったことがあります。
私が読んだ範囲では、添加物や無添加についての記述が見つかりませんでした。
これは隠しているという話ではなく、そこで勝負していないということだと思います。かわりに数字が前に出ています。
- 全メニューが糖質30g以下・塩分2.5g以下で設計されている
- 管理栄養士とシェフが設計している
- 100種類以上から自分で選べる
(いずれも2026年8月15日時点の公式サイトの記載です)
つまり、noshが約束しているのは「原材料の絞り込み」ではなく、「好きなメニューを選べること」と「栄養価の管理」です。
ここは組み合わせが効いていると思います。100種類以上から自分で決められて、しかもどれを選んでも糖質と塩分は基準の中に収まる。ふつう「自分で選ぶ」と栄養は自己責任になりますが、noshはそこを切り離しています。選ぶ楽しさは残して、数字の管理だけ引き受ける設計です。
献立を考えたくないけれど、届いたものを黙って食べるのも嫌。その両方に当てはまる人には、これが一番効く形だと思います。
2社は、約束していることが違います。どちらも、その約束のとおりのものが届きます。
noshのほうが明確に上だと思った点が、4つあります
正直に書きます。私たちは無添つくりおきを選びましたが、noshのほうが上だと思った点は4つありました。

好きなメニューを100種類以上から選べる
まずこれ。2社の性格がいちばん分かれるところです。
無添つくりおきは週替わりのおまかせで、苦手な食材があっても変更できません。noshは100種類以上から自分で選びます。
「決めなくていい」ことを価値だと思う人には、おまかせのほうが向いています。私たちもそこは価値だと思って選びました。
ただ、アレルギーや苦手な食材がある家庭では、選べるかどうかは条件そのものになります。好みではなく、そこで決まります。
あと飽きの問題もあります。宅配食が続くかどうかは3食目・4食目で決まるので、100種類から選べるのは長く使うほど効いてくるはずです。
ただし公平に書いておくと、無添つくりおきのほうも「メニュー内容は週替わり」です(2026年8月16日時点の公式サイトの記載)。同じものが続くわけではありません。違うのは自分で選べるかどうかであって、変化があるかどうかではない、というのが正確なところです。
容器が紙で、燃えるゴミに捨てられる
毎日効いてくるのはここです。
なぜかというと、食べ終わった容器はゴミの日まで置き場所が必要だからです。プラスチック容器だと、洗って、乾かして、それまで場所を取ります。無添つくりおきのレビューで容器の形がそろっていて重ねられるのが助かったと書いたのは、この手間の話でした。

noshの公式には「容器はすべて紙素材」「燃えるゴミで捨てられるので、食後の後片付けもスムーズです」と書かれています(2026年8月16日に確認)。
ここは正確に書いておきます。公式が言っているのは「燃えるゴミで捨てられる」までで、「洗わなくていい」とは書かれていません。そもそもプラスチック容器を洗うのは、多くの自治体がプラスチックを資源として分けて回収しているからです。燃えるゴミで済むなら、洗って乾かす手間はそのぶん要らなくなる、という関係になります。
つまりどちらも、効き方はお住まいの自治体の分別ルール次第です。プラスチックを可燃ゴミで出せる地域なら、差はほとんどありません。ここは自分の自治体のルールで決まります。
ただし、無添つくりおきの容器にフタはありません
公平のために書いておくと、無添つくりおきにフタは付いてきません。上面はシートで、めくって剥がします。捨てるのはトレーだけです。
外で買う惣菜のパックは容器側とフタ側がそれぞれ成型されているぶん、ゴミの日まで置いておく体積が増えます。プラスチックではありますが、そこはスーパーの惣菜よりかさばらないほうでした。空になった容器の写真はシェフの無添つくりおきの口コミ|原材料まで見返した正直レビューに載せています。
1食あたりが安い
(noshの価格・送料は2026年8月10日時点)
食数を増やすほど下がって、送料別で612〜719円です。
ただしここは注意が必要でした。noshは送料が地域で1,023〜1,918円と大きく変わるので、送料を足すと1食あたり約700〜1,040円の幅になります。無添つくりおきの約1,030円(送料込み)と重なる地域・食数もあるんです。
具体的には、12食プランを関西で頼めば約700円。ところが6食プランを沖縄で頼むと約1,040円で、無添つくりおきを超えます。送料を足して、はじめて比較になります。自分の地域の送料で計算してみてください。

受け取ったあとの猶予が長い
無添つくりおきは冷蔵で、クール便の保管期限がお届け日を含めて3日。期限を過ぎると返送されて、返金も再送もされません。共働きだと、ここは先に決めておきたいところです。
冷凍のnoshは受け取ったあとに数週間もつので、そこは構造上ラクになるはずです(配達時の保管期限については確認できていないので、公式で確認してください)。かわりに冷凍庫の空きが必要になります。
それでも、私たちが無添つくりおきにした理由
4つも負けているのに選んだ理由は、ひとつだけです。
「手を抜きたい、でも変なものは食べさせたくない」という気持ちの、後半が消えなかったからです。
同じところで引っかかっている方には、原材料の基準が判断材料になります。
私たちの家は、口に入るものの中身を人一倍気にします。だから宅配食に切り替えるとき、いちばん引っかかっていたのは値段ではなくそこでした。原材料表示が短いものが届くと、手を抜いたことへの罪悪感ごと消える。それが、私たちには容器の手間より重かった。
もうひとつ、家族が食べたという事実があります。私が諦めていた魚が普通に食卓に出せたことも、値段や片付けとは別の軸で効きました。そのくだりはシェフの無添つくりおきの口コミ|原材料まで見返した正直レビューに書いています。
ただ、これは私たちがそういう家だという話で、無添加かどうかは選ぶときの物差しのひとつです。自分で選びたい人や、糖質と塩分を数字で管理したい人にはnoshのほうが合うはずで、それも良い選択です。
どちらを選ぶかの判断軸

自分の家がどれを気にするかで、答えが変わります。
- 原材料の中身が気になる → シェフの無添つくりおき
- 自分で選びたい/同じものが続くと飽きる → nosh(100種類以上から選べる)
- 糖質や塩分を数字で管理したい → nosh
- 献立を決めるのも面倒 → シェフの無添つくりおき(週替わりのおまかせ)
- アレルギーや苦手な食材がある → nosh(選べるので)
- 家族で取り分けて食べたい → シェフの無添つくりおき(惣菜がまとめて届く)
- 片付けまで含めてラクにしたい → nosh(紙容器で燃えるゴミ)
- 冷凍庫に空きがない → シェフの無添つくりおき(冷蔵なので)
- 1食あたりの安さを優先 → nosh(ただし送料を足して計算)
- 帰宅時間が読めない → nosh(受け取ったあとの猶予が長い)
どちらも向かない場合
週に1〜2回しか使わないなら、どちらも先に外していいと思います。無添つくりおきは5品まとめて届くので少量では消費が追いつかず、noshは食数を減らすと1食あたりが719円まで戻ります。どちらも「たまに使う」設計になっていないというのが正直なところです。その頻度なら、スーパーの惣菜や冷凍食品のほうが素直だと思います。
あと、送料を足した金額で比べてから決めてください。どちらも送料が効くので、1食の値段だけだと順番が変わります。
迷っているあいだに気になったこと
noshに添加物は入っているの? 無添加ではないの?
2026年8月15日に公式サイトを見た範囲では、添加物や無添加についての記述は見つかりませんでした。掲げていないので、この記事では「無添加である」とも「無添加でない」とも書けない、というのが答えです。
気になるなら、公式サイトで自分が食べたいメニューの原材料表示を直接見るのがいちばん確実。メニューが100種類以上あるので、1品の表示から全体を判断するのも、たぶん正確ではありません。
両方使うのはアリ?
アリだと思います。というより、軸が違うので併用に向いています。
平日の夕食をまとめて任せたい週は冷蔵、使う日が読めない週は冷凍。私たちも今後そうするつもりです。ただしどちらも定期購入なので、スキップの締切だけは先に確認しておいてください。無添つくりおきは次回お届け日の6日前まで(九州・島根・青森は7日前)です。
この記事の情報について
シェフの無添つくりおきの価格・条件は2026年8月10日時点で公式サイトおよび運営者自身の注文明細から、実食と原材料表示は2026年8月8日お届け分の実物から確認したものです。
noshの価格・送料は2026年8月10日時点、栄養基準・メニュー数・容器の情報は2026年8月15日時点で、いずれも公式サイトの記載を確認したものです。
この分野は条件の変更が多いので、申し込む前にかならず公式サイトで最新の情報をご確認ください。この記事は情報が変わり次第、更新していきます。
まとめ|「どっちが上か」ではなく「何を約束しているか」で選ぶ
最後にもう一度だけ。
無添つくりおきが約束しているのは原材料の絞り込みで、noshが約束しているのは「選べること」と栄養価の管理です。同じ「宅配食」でも、売っているものが違います。
だから「どっちがいい?」には答えがなくて、「自分の家は何が引っかかっているのか」を先に決めるほうが早いです。原材料が引っかかっているなら前者。自分で選びたい、数字で管理したいなら後者。片付けまで含めてラクにしたいなら、紙容器のnoshが強い。
私たちはたまたま、原材料を重く見る家でした。それだけの話です。
私たちが選んだのは、こちらです。条件は公式サイトでも確認できます。noshのほうも同じくご確認ください。どちらも定期購入なので、スキップの締切だけは先に見ておくのをおすすめします。
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